大学前クリニック 笹川医院

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大学前クリニック 笹川医院

tel:025-526-3060 受付時間 8:30~12:00/14:30~18:00

泌尿器科の主な病気と自由診療

前立腺肥大症

男性のみに存在する臓器で、膀胱と尿道の境にあり尿道を取り巻いています。高齢になると前立腺が肥大して尿道を圧迫する為、尿が出しにくくなる、尿の回数が増える、夜間の排尿回数が増えるなどの症状が出ます。治療は軽症から中等症には薬で、重症には手術が必要です。

前立腺ガン

前立腺のガンで初期にはほとんど無症状ですが、進行すると血尿が出る・尿が出しにくい・尿の回数が増えるなどの症状が出ます。日本の前立腺ガンは近年増加し、数年以内には男性のガンの罹患率トップ になると予想されています。診断は PSA(前立腺特異抗原)、前立腺の触診、前立腺超音波検査、MRIなどで、それらの検査で前立腺ガンを強く疑われる場合は更に精密検査(組織検査)が必要ですので適切な施設に紹介します。PSA は前立腺ガンの診断に非常に重要です、男性は50 歳を過ぎたら毎年 PSA 検査を受けてください。

膀胱ガン

膀胱のガンで血尿、頻尿、排尿時痛などの症状が出ます。中年以降の男性で肉眼的血尿が出た場合はまず膀胱ガンを疑います。膀胱内視鏡検査でガンを確認したら適切な治療の出来る施設に紹介します。

過活動膀胱

膀胱の機能障害で、急に強い尿意が来て我慢できない状態(尿意切迫感)を主症状とし、多くは頻尿、夜間頻尿を伴い、時に切迫性尿失禁を伴う病気です。「トイレが心配で旅行に行けない」「漏らしてしまうので外出できない」などと訴えます。色々な薬が出てきて治療の幅が広がりました。専門医で自分に合った治療を受けてください。

性感染症STI

性行為で感染する病気です、オーラルセックスでも感染します。 
●皮膚に感染するSTI:コンジローマ、性器ヘルペス、毛じらみなど 
●男性の尿道や女性の膣・子宮頸部に感染するSTI:性器クラミジア、淋菌、トリコモナスなど
●血液に感染するSTI:HIV感染症、梅毒、ウイルス性肝炎(B・C型)。
クラミジアや血液に感染するSTIなど症状が出にくい病気が広がっています。可能性のある方は積極的に検査を受けてください。また何らかのSTIに感染した方は他のSTIを混合感染している可能性がありますので専門医の診療を受けてください。

膀胱炎

女性に多く、典型的な症状は排尿痛、残尿感、尿の混濁です。時に症状が軽く何となく排尿状態がおかしいなどと訴えることもあります。診断は尿の顕微鏡検査(検尿)で白血球の増加を確認します。検尿は外来で短時間で行え、その所見は膀胱炎と同じ症状が出現する他の病気(膀胱ガン、尿路結石症、特殊な膀胱炎など)の診断の手掛かりにもなりますので重要です。治療が遅れたり不完全な治療をすると慢性化することがありますし、また治療が遅れると腎盂腎炎を併発し高熱、腰痛を合併します。確実な診断と治療、そして治癒確認が必要です。

男性更年期障害

50から60歳代に起こりやすく、何らかの理由で急激に男性ホルモンが減少した為に体のバランスが崩れ様々な不調を引き起こします。症状は抑うつや疲労感、気力の低下などの精神症状、ほてりや睡眠障害などの身体症状、性機能障害です。問診とホルモン検査で診断します。治療は漢方薬や男性ホルモンの投与を行います。

夜尿症(おねしょ)

5歳児で週のうち半分以上おねしょがあれば夜尿症と診断されます。早めに基礎疾患があるかどうか調べる必要があります。基礎疾患がなければ治療はご両親と相談して決めます。当院では生活指導、アラーム法、抗利尿ホルモン剤、抗コリン剤などを組み合わせ治療しています。

ED(勃起障害)

EDとは“完全に勃起しない状態”ばかりではなく、“時々うまくいかない”“勃起を維持できない”ことも含まれます。EDの原因は、加齢だけではなく、生活習慣病(糖尿病、動脈硬化)、ストレス、喫煙、飲酒なども関係しています。ED治療の第一選択はPDE5阻害薬(バイアグラ、シアリス、レビトラ)です。これらの薬剤は自費診療で、当院では患者さんのプライバシー保護のため院内で処方しています。

AGA(男性型脱毛)

成人男性によく見られる髪の毛が薄くなる状態のことです。思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなっていき進行します。一般的には遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因と考えられています。治療薬はプロペシア(ジェネリックも有り)とザガーロがあり、早めのケアが大切です。これらの薬剤は自費診療で、当院では患者さんのプライバシー保護のため院内で処方しています。